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プリンター選びのコツ
もくじ
パソコンを初めて購入するときに、同時にプリンターを揃えることがあると思います。
そんなプリンターに関するマメ知識。
このコーナーでは、主にインクジェットプリンターについて、その種類などを説明していきます。
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プリンターの種類
印刷方式型の種類
大きく分けて「インクジェットプリンター」・「レーザープリンター」・「サーマルプリンター」の3種類があります。
- インクジェットプリンター
ミクロン単位のインクで吹き付けるタイプ
- レーザープリンター
静電気により、トナー(着色する粉)を付着させるタイプ
- サーマルプリンター
紙に固形インクを塗布したフィルムに熱を加えることによって転写するタイプ。大きなプリントには向かないがパソコンを持っていない人は写真を印刷する専用プリンターとして向いている。
印刷用紙別の種類
家庭用で使うインクジェットプリンターには、印刷が可能な用紙が決まっています。それぞれをタイプ別に説明いたします。
- A4用紙まで印刷可能なタイプ
一番普及しているタイプで、A4用紙まで印刷可能。
- A3用紙まで印刷可能なタイプ
ビジネスや写真の高画質な印刷を求めている人向け。A3サイズやA3ノビなどの印刷が可能。
その他のタイプ
- 複合タイプ
プリンター・コピー・スキャナ・FAXが一体になっている複合機。
プリンターメーカーは何社?
家電量販店のプリンターコーナーに展示してある有名どころのメーカー5社とデルの1社の計6社です。特にEPSON製とCanon製の2社は、大手家電量販店であれば取り扱っています。
- EPSON(セイコーエプソン)
- Canon(キヤノン)
- 日本HP(ヒューレット・パッカード)
- Brother(ブラザー工業)
- LEXMARK(レックスマーク インターナショナル)
- DELL(デル)
- 家電量販店では、あまり見かけません。
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プリンターのインクについて
インクの種類
インクジェットプリンターのインクは大きく分けて顔料と染料の2種類があります。近年ではインク技術の向上により顔料や染料の差がなくなってきていますが、それぞれの違いは覚えておいて損はないと思います。
- 顔料インクの特徴
- 一般書類の印刷に向いている。
- 耐久性に優れ、色あせしにくい。
- 染料インクの特徴
- 写真をキレイに印刷するときに向いている。
- 水に弱く、色あせしやすい。
インクの解像度(dpi)とは?
- 解像度(dpi)
1インチあたりを何個の点の集まり(ドット)として表現できるかを表します。この値が高いほど高画質な印刷が可能なのです。
写真などの画質にこだわりを持っている人は、この解像度(dpi)の値が高いプリンターを選んだほうがいいですね。
但し、同じ解像度でもメーカーによって画質は異なります。
インクの色数
- 4色
エントリータイプのプリンターに使用。
- 8色
ハイエンドタイプのプリンターに使用。
インク(カートリッジ)の種類
「一体型」と「分離型」の2種類があります。
一体型
- 「一体型」は、黒+カラー(マゼンダ、イエロ、シアン)が主なタイプです。
- 「一体型」のタイプは、2種類のカートリッジを交換すればよいので楽ですが、1色のインクが無くなったら消耗していない色が残っていても、カラーカットリッジを交換することになるので、インクコストは高くつきます。
分離型
- 「分離型」は、その名の通り1色ずつ分離しているタイプです。消耗したカートリッジのみ交換すればよいので「一体型」に比べて、インクコストは安くなります。
インクのコスト
プリンターを購入するときに見落としがちなのが、インクのコストです。
インク(カートリッジ)のタイプのところでも少し触れましたが、インクカートリッジが分離型の場合はインクがなくなったら1本(1色)ずつ交換できますが、インクカートリッジが一体型の場合、1色が無くなったら、まだ他の色が残っていてもインクカートリッジを交換することになります。
例えば、イエロ-(黄)・マゼンダ(赤)・シアン(青)の3色一体型のインクカートリッジで、イエロ-(黄)の1色がなくなったら印刷はできなくなり、インクカートリッジの交換が必要になります。
そんなわけで、プリンターを購入するときにインクカートリッジが、一体型か分離型かを確認したほうがいいです。
個人的には、分離型をオススメします。
交換するインクの種類
- メーカー純正
プリンターのメーカーが販売しているインク。
分離型の1色は1,000円前後。 - リサイクル製のインク
プリンターメーカー以外が販売しているインクで、純正の約2~3割安く販売している。
取扱い企業例企業例:エコリカ・ジット - 詰替え用インク
プリンターメーカー以外が販売している詰替え用のインクで、インクカートリッジに注入できるタイプ。
1つのインクカートリッジに注入して、数回使用できるので、たくさん印刷する場合は、お得です。
1色は1,000円前後。
取扱い企業例企業例:エレコム・サンワサプライ・アクティス- 参 考
詰替えインク値段(円)÷詰替えインク内の容量(ml)=詰替えインクのコスト(円)
- 参 考
基本的には、メーカーが推奨している純正のインクが一番望ましいですが、インクコストを抑えようとする場合は、リサイクル(エコ)インクや詰替えタイプを利用することもできます。
なぜ、純正のインクカートリッジでないといけないか?ですが、ひとつはメーカー純正以外を使用してプリンターが故障した場合、たとえ保証期間内であっても、無償修理の対象外になってしまうのと、もうひとつは純正インク以外を使用するとインクの詰まりやプリンターの故障の原因につながる可能性があるからです。
実際にCanonへプリンターの修理に出したとき「弊社(キヤノン)純正のインクを使って頂けましたか?」と聞かれました。
そのときは正直に「純正のインクは高いので、詰め替えインクを使っていました」と返答しました。メーカー側の言い分として、「純正インク以外を使っても、どうなっても知らないよ!!」ということだと勝手に思いました。
やはり、安心してプリンターを使えるのは「純正インク」です。
廃インクタンクって何? ~購入して、ずっと後に発生するコスト~
廃インクタンクとは?・・・
印刷の時にインクの目詰まり防止のために、余分(微量)なインクを吸収する場所が廃インクタンク。インクタンクといわれているが、実際はタンクではなくスポンジ状の吸収体です。
- これって何のメッセージ?
「廃インクタンクがいっぱいになりました。取り扱い説明書に記載されているサポートセンターに連絡してください。」
というエラーメッセージが表示されたら(メーカーは違っても同じようなメッセージのはずです)修理が必要です。
このままでは印刷ができないので、メッセージの通りにメーカーに電話して、修理を依頼しましょう。
- 廃インクタンクの修理費用は?
メーカーにもよりますが8,000円前後の修理費用がかかります。まずは修理見積りを取って費用を確認しましょう!
- 廃インクタンクは消耗品?
インクジェットプリンターであれば、どこのメーカーであれ、いつかは満杯になる消耗品なんです。
プリンターを購入するときには、この廃インクタンクの情報は表示されていないですし説明もないので、わからないのですが(業界のモラル低い?)印刷をたくさんする人は、廃インクタンクの修理費用も将来かかるコストとして考えておくと良いと思います。
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更新日:2021年04月08日