外付けHDDが認識しないⅡ

「よし!!これでやっと終わる」と思いきやパソコンが起動しない。

「え~なんでだ?やっぱり有償サポートでお金払わないとダメなのかなぁ。でも、あと少しのところまで、きているんだよなぁ」とブツブツいいながら、もう一度順を追って考えてみることにした。

無償サポート期間であれば、すぐ電話したけれど、確か何かを忘れているような気がした。BIOSのupdateのバージョンは、残念ながら新しいものになっていたからBIOSのバージョンが原因ではない。

本体HDDを一番上にしてあるので本来ならば認識するはずなのだ。外付けHDDの順番を変更してみたり色々やってみたが、すべて失敗したので「IBMのパソコンとの相性が悪いのかなぁ」と思い、外付けHDDのメーカーであるアイオーデータのサイトをチェックしてみた。


とにかく外付けHDDを読み込むときにコケるので何かあるはずだし、USBの設定が何か間違っているような気がする。今まで問題なく起動していたのだから絶対できるはずなのだ。すると「トラブルシューティング」の項目に該当する現象があった!


以下は、アイオーデータのサイトから引用

Question
パソコンに本製品をUSBで装着したままだとWindowsが起動しないのですが?

Answer
<現象>
・本製品をパソコンのUSBポートに装着したままでパソコンを起動すると、Windowsが起動し始める前にパソコンの起動が止まる。
・本製品をパソコンに装着しない状態であれば、パソコンは正常に起動する。
・Windowsが起動してから本製品をパソコンに装着すると正常に認識する。

<対処>
パソコン本体のBIOSセットアップメニューの設定内容をご確認ください。
BIOSセットアップメニューに「USB Legacy Support」という項目があれば、この項目を「Disabled」(無効)に設定していただき改善しないか、お試しください。

「USB Legacy Support」は、USB接続のキーボードやマウスをBIOSレベルで認識できるようにする設定項目です。

この項目を無効にすることによって、USB接続のキーボードやマウスは、Windowsが起動してから認識されることになります。
そのため、Windowsが起動する前であるBIOSメニューの表示などの操作はできなくなりますので、ご注意ください。

PS/2接続(丸い端子)のキーボードやマウスをお使いの場合は、「USB Legacy Support」を無効にしていただいてもキーボードやマウスの動作に影響はございません。

※パソコンの機種によってはBIOSセットアップメニューの項目名が「USB Legacy Support」とは違い、似たような別の項目名の場合がございます。

パソコン本体の取扱説明書で同様な機能の設定項目がないかご確認ください。詳細はパソコンメーカー様にご確認ください。

※BIOSセットアップメニューは、パソコン起動時に特定のキーを押すと表示されます。パソコンの機種によってキーが違いますので、表示方法についてはパソコン本体の取扱説明書をご確認ください。

BIOSの設定が変更できない場合、もしくは変更しても改善が見られない場合は、お使いのパソコンでは電源連動を使用する事が出来ません。お手数をおかけいたしますがパソコンの電源を入れていただきました後に、ハ
ードディスクの電源を入れてお使いください。

https://www.iodata.jp/support/qanda/answer/s13180.htm


しかし、これはユーザーには、やさしくないよなぁ~

パソコンサポーターとして、僕に依頼がある年代は、50代くらい~70代くらいまでが多いが、このようなケースに遭遇したら結構、現場では苦戦すると思う。


「USB Legacy Support」が解決の糸口になるのか?

さて、本題に戻るとする。

このUSB Legacy Supportという項目はBIOS画面にはない。しかし、USB関連の項目は確かにあるので、またIBMサポートに電話をして聞くことにした。

あとは上記の説明にもあった箇所を見つけて、Disabled〔無効〕にすれば解決するはず。今回、IBMサポートへの電話は3回目であったが商売柄、慣れているという事もあって根気よく解決に向けて図々しく聞きまくる。

該当するUSB Legacy Supportに該当する箇所は、テクニカルサポートの人も、問題箇所の特定はできず、後は「やってみなければわからない」との回答であったが、念のためにIBM内のデーターベースに同じような現象がないのかを調べてもらったら該当するケースがあったので、それを教えてもらった。

この日は、電話を切るとサポートの電話受付時間が過ぎてしまう。そんな状況だった為に最後の電話を切る際に「このBIOSの説明は、御社のサイトにも記載がないので調べようがないのですが、明日も今日と同じ様に対応してもらえますか?」とお願いするとすんなり「対応させていただきます」と返答をもらえたので「お~IBMも結構ユーザー本意になってくれた」と逆に驚いたが安心もできた。

お客様に安心を提供するのも商売のひとつだから、いつもはサポートをする側からすると、今回のIBMサポートスタッフの対応には、逆に僕のほうが勉強になってしまった。

さてさて、本件の最終ラウンドの結果はいかに・・・・


更新日:2018年11月12日


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