キングジムのPOMERA(ポメラ)DM5を買ってみた感想

もくじ

キングジムのPOMERA(ポメラ)DM5を買った

キングジム製のデジタルメモ「ポメラ」(文具メーカーが発売したノートパソコンみたいな商品)を知ったのは、インターネットのある記事でした。

それは、お笑いコンビの「ロザン」が本の出版にあたって取材を受けていた記事だったのですが、記事の最後にインタービューアの使用していた端末が「ポメラ」だという事が分かりました。


早速、キングジムのwebサイトをチェックしたら「どうやらポメラは、パソコンではないらしい」のです。当時はシリーズ初のDM10という機種しかなかったのですが、キーボードのギミック(仕掛け)には「お~!!」と感動しました。

ポメラDM10の価格は27,300円(税込)でしたので「テキスト入力だけで、3万近いのか・・・魅力的な商品だけど、高いので買えないなぁ〜」と自分に言い聞かせました。それと当時、ポメラを展示してある店舗が自宅近くになかった為に実際にさわる事ができなかったのも購買意欲が高まらなかった要因の一つでした。

しかし、違う用事で買い物に行った自宅から車で15分くらいの大型のホームセンターの文具コーナーにPOMERA(ポメラ)が展示してあったのです。展示品は、DM10、DM20、DM5の3台があり、ラッキーなことに、それぞれを実際に操作することができました。(でも、3台すべて電池切れでした)

その時は、キーボードのギミックと重量などを確認して、3種類の中で一番軽くて価格が安いDM5に魅力を感じました。それから「これ(ポメラ)本当に必要かなぁ~」と数週間購入しようかどうしようか、自分の中で格闘があったのですが、約2週間考えた結果、「よし!ポメラ買っちゃおう!」と購入することを決めました。(購入前に、もう一度展示品を見に行きました)


最後まで迷ったDM10 or DM5

結局、DM5(11,300円)を買ったのですが、最後までDM10にしようか、それともDM5にするか迷いました。DM20に関してはポメラを購入する際の基準として「本体が軽い」「駆動時間が長い」「価格が2万円以内」と思っていたので、選択肢から除外しました。実際、DM20は持ってみて重かったし、価格も高かったです。

DM10とDM5での価格の差は、メーカー希望小売価格だと6,500円ほどでありDM10のほうが、高かったけれども「価格.com」などで調べたら自分の予算内で、どちらを選んでも手が届く価格だった為に最後まで、DM10とDM5の、どちらにしようか迷いました。


最終的にDM5を選んだ理由は・・・

  1. 本体が軽いこと。
  2. バッテリー駆動時間がDM10に比べて少し、長いこと。
  3. キーボードを開いたときの安定感。

でした。


pomera(ポメラ)_DM5_1


ポメラDM5を使ってみた感想

まず、テキスト入力だけに集中できる点は、すごく良いと実感しています。パソコンがないとアウトプットができないので「パソコンありきのポメラ」ですが、本来「今日は文章を書こう!!」と決めていたのにもかかわらずパソコンだと、メールチェックなどをしてしまったり、知らず知らずのうちに「本来やろうとしていた事」から脱線してしまう事が、よくありました。

pomera(ポメラ)_DM5_2

しかし、最近ではパソコンでの作業が終わると、思い切ってパソコンの電源をoffにすることにしました。そうすると一気にアナログ状態になります。紙で書きたいことを色々メモしながら「今はパソコンは使わない!!清書したいものはポメラに打ち込んでおこう!!」というアナログ方式にすることで、現在やらなくてはいけない事に集中できるようになりました。


ポメラを使っていると、その昔パソコンが普及する前のワードプロセッサーを思い出します。機種は富士通製のOASYS(オアシス)というワープロでした。ワープロは印刷ができましたが、ポメラは印刷もできないしインターネットへも接続はできません。本当にテキスト入力をする為だけの端末です。

ポメラで文章を書き終えたら、パソコンを起動してポメラ専用のUSBケーブルを使い、パソコンとポメラを接続します。そして、ポメラのデータをパソコンにバックアップしてから、ポメラで書いたテキストをパソコンのテキストエディタにコピペ(コピー&ペースト)します。この時点でポメラで作成した文章がアウトプットできたので、このあとは「メールの文章」にしたり「blogやwebサイトに投稿する文章」になったりします。

データリンクには専用ソフトを使う必要がなく、USBメモリや外付けハードディスクのような感覚でデータフォルダが開くのでデータのアウトプットは簡単です。

また、ポメラ本体に挿入してあるMicroSDを取り出してカードリーダーに差し込み、データをアウトプットする方法もありますが、このやり方だとMicroSDが小さすぎて、少し面倒でした。

僕は、こんな感じでポメラを使い始めましたが、まだまだポメラ効果には期待しています。


POMERA(ポメラ)の長所と短所

ポメラの長所

  • とにかく小さくてコンパクト。
  • 電源ボタンを押せば、数秒でポメラは起動も終了もする。又、キーボードをたたんでも電源offになる。(これは便利です)
  • 駆動時間が20時間以上なので、電源切れのことを考えなくてもよい。
  • 電源はパソコンのようなバッテリーではなく単4型のアルカリ乾電池2本で動くので、パソコンのバッテリーよりも断然お得。又、エネループを買ってポメラを使えば更に経済的にも助かる。
  • パソコンに比べて出来ることが「テキスト入力のみ」なので、作業に集中できる。
  • パソコンとのデータリンクは、専用ソフトをパソコンにインストールする必要がないので、ポメラ本体を外付ハードディスクのような感覚で使用できる。(Windowsのみ)
  • キーボードは思った以上に打ちやすい。


ポメラの短所

  • バックライトを搭載していないので、暗いところでは画面が見えない。
  • 保存用媒体のmicroSDは、小さすぎて扱いにくい。(挿入時は特に・・・)
  • パソコンに比べて、思い通りに漢字変換ができない文字がある。


ポメラDM5の長所と短所

ポメラDM5の長所

  • 軽い。
  • 机上でのキーボードの安定感が良いのでタイピングしやすい。
  • ポメラの起動の速さはシリーズ共通だが、DM5はキーボードの開閉がスムーズである。
  • キーボードの触り心地が良い。


ポメラDM5の短所

  • 膝の上でDM5を使おうと思ってもキーボードが折れてしまうので、膝の上にポメラDM5を安定させるものを置かないとタイピングするのに無理がある。
  • 画面が小さい。
  • キーボードのボタン1つ1つが薄いので、よく使うボタンはキーボードから外れてしまうかも?と少し心配。
    • 実際にポメラの展示品を見に行った時、展示品のポメラDM5のキーボードのボタンが1つ外れていました。
  • 文字数制限が8,000文字である。
  • カーソルの線が細い為、編集画面でカーソルの位置を見失いやすい。


全角8,000文字という制限について

使用しているポメラDM5は、1つのファイルに全角8,000文字以上のテキスト入力は、できないのですが、ポメラDM5を購入する前は「全角8,000文字」といってもイメージができなくて「少し長い文章を書くと、おしまいかな?」という認識でしたが、ライターさんや作家さんなどの文章を専門にされている方なら、全角8,000文字というのは、物足りないかもしれませんが、僕にとって全角8,000文字は結構な文字数なので、全く気になりませんでした。

記事を書いている時に「今、文字数はどれくらいだろ?」と思ったら「F7」キーを押せば「文字情報表示」が表示されて、文字数がわかりますし、たとえ書いているファイルが全角8,000文字を越えたとしても、MicroSDを挿入して「記事1」「記事2」等とファイルを分割すれば文章の続きを書き始める事ができます。

僕が挿入して使っているMicroSDの容量は2GBなので、仮にMicroSDの容量が満杯になったとしても、パソコンにポメラのデータを移してしまえば又、MicroSDの容量2GBから始められます。それに、テキストデータで2GBを使い切るというのは、相当なテキストデータ量なので、ライターさんや作家さんではない限り、ポメラDM5用には2GBのMicroSDで十分なのです。


文字制限について僕が出した結論

極論ですがテキストデータを毎日8時間タイピングしたとして、2GBのMicroSDを使い切るには何年かかるか予想もできません。なので「全角8,000文字の制限だからDM20にしようかな?」という心配はMicroSDを別途購入すれば無用になります。


電池寿命について

ポメラの特徴の1つとして、駆動時間の長さがあげられます。ポメラDM5は単4型の乾電池2本で動き、本体の「設定」-「電池設定」で、アルカリ乾電池とeneloop(エネループ)を選択するようになっていて、電池寿命について、ポメラ付属の説明書によると下記の通りになります。

  • アルカリ乾電池の電池寿命
    • 25時間
      • 1日2時間のキー操作、2時間待機の場合
  • eneloop(エネループ)の電池寿命
    • 20時間
      • 1日2時間のキー操作、2時間待機の場合

ポメラはノートパソコンと違いバックライト機能がない為に駆動時間が長いので助かります。僕は普段ポメラにeneloopを使用していますが、ポメラを持ち歩く時は、eneloopを予備に1セット(2本)カバンの中に待機させているので、バッテリー切れでポメラを使えなくなる心配はありません。

外出先で電池残量を気にしなくて作業に集中できる事は、やはり良いですね。


追記 2019年4月5日

現在では、ポメラを使う頻度は減ってしまいましたが、気が向いた時に一言日記などを書く時に使っています。ポメラを起動するとカレンダーが開くように設定をしてあるので、電源を入れれば直ぐに書く事ができるのは、相変わらず便利です。


POMERA(ポメラ)_DM5_20190405

もう1つポメラを動かす理由は「たまに使わないとバッテリー切れに気がつかない」からです。ポメラは、アルカリ単4乾電池もしくはeneloop(エネループ)2本で動きますが、他にボタン電池の「CR-2032」をメモリバックアップ用に1個使います。

ポメラを長期間使っていないと、単4乾電池もしくはボタン電池のどちらかが電池切れ寸前になっている事が多く、最近では意識をしてポメラを使うようにしています。ポメラを買ってから10年目になりますが、まだまだ現役で動いてくれています。


更新日:2019年04月09日


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