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2022-09-17 (土) 02:05:00
パソコンの動きを良くする
対象OSはWindowsです。
(C):ドライブの不要データ整理をする
このコーナーでは「メモリを増設する」「ハードディスクを容量の大きなものに交換する」といった物理的な事ではなくて、パソコン内のデータを整理することによって、パソコンの動きを良くしよう!!ということを記載しております。
一言でいうと(誰にでも出来ることで当たり前の事ですが・・・)
こまめなメンテナンスをするということです。
パソコンをメンテナンスなしで使っていると、少しづつ動作が遅くなってきます。
症状としては
- 動作が遅くなる。
- 不安定になる。
- ハードディスクの空き容量が減ってくる。
- ハードディスクの寿 命が短くなる。
といったデメリットが発生してきます。
原因としては、
- ファイルの断片化
- レジストリの肥大化
といったものが上げられます。
そこで、定期的なメンテナンスをしてあげることによってパソコンの動作を良くすることができます。
具体的には、
事です。
それでは、ひとつひとつ説明していきます。
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不要なファイルを削除する
ウィンドウズの動きを遅くする「不要なファイル」
ハードディスクには、自分で作成したファイルのほかソフトをインストールした際にソフトが自動で作ってしまうファイルがあります。こうしたファイルが増えてしまうとパソコンの動きが遅くなってきます。
- ウィンドウズ関連 ファイル
- ゴミ箱の削除されずに溜まってしまったファイル
- テンポラリーファイル(temp)
- クリップボードのデータ
- システム障害時にメモリの内容をハードディスクに記録した保存ファイル
- ウィンドウズのエクスプローラー ファイル
- 最近使ったファイル
- 「ファイル名を指定して実行」の入力履歴
- オートコンプリート機能で記録してある入力履歴
- その他「最近使ったファイル」のリスト
- インターネット エクスプローラー ファイル
- インターネット テンポラリー ファイル
- 入力したURL(アドレス)の履歴
- 検索用のインデックス
- 最新ダウンロードファイルの保存先
無料ソフト「CCleaner」を使って「不要なファイル」を削除する
このようなフリーソフトを使わなくても、「Windows機能のディスクのクリーンアップ」や「ゴミ箱内の不要なファイルをまめに削除する」などをすれば良いわけですが、こういったフリーソフト使えば一度に作業ができるのでパソコンのメンテナンスが楽になります。
その他「ハードディスクの空き容量を増やす方法」
使用頻度の低いファイルの圧縮や不要なソフトの削除、メールソフトの最適化を行いハードディスクの整理をして、少しでもwindowsの動きを良くする方法です。
- Windows機能の「ディスクのクリーンアップ」を実施して長期間使用していないような「古いファイルの圧縮」などを行い容量を節約する。
- Windows機能の「NTFS圧縮」で、使用頻度のファイルを圧縮して容量を節約する。
- 「プログラムの追加と削除」から不要なソフトを削除する。
- メールソフト「Outlook Express」の不要なメールを削除し、最適化する。
「ディスク デフラグ ツール」を実行してHDDの断片化を解消する
パソコンを通常に使用していてもハードディスク内のファイルの断片化は発生します。
ハードディスクは情報をハードディスク内部にデータを記録している「クラスター」という同心円状の細かい領域に区分けしている場所に情報を保存しているのですが、長年パソコンを使っているとファイルの書き込みや削除を繰り返していますので、バラバラになった空き領域ができます。
その「虫食い状態になった空いた場所(クラスター)」に新たなファイルを保存するとファイルが断片化します。断片化するとパソコン(ハードディスク)の情報を読み込むスピードが遅くなります。きれいに整列されているデータを読むよりバラバラになった情報を読み込むので時間がかかってしまうのです。
それを解消するのがウィンドウズ機能の「ディスク デフラグ ツール」です。
「スタート」→「マイコンピュータ」→「デフラグするドライブを選択(通常はCドライブ)」→「右クリックしてプロパティを表示」→「ツールタブを選択」→「最適化する」ボタンをクリックすると「ディスク デフラグツール」が開きます。
この「ディスク デフラグ ツール」で「分析」ボタンを押して「最適化するが必要あるか」検査してくれます。そして、「最適化してください」と表示されたら「最適化」を実行します。
「このボリュームを最適化する必要はありません。」と表示されたら、まだ最適化をする程、断片化が進んでないので「閉じる」ボタンを押して「ディスク デフラグ ツール」を終了します。
目安としては、月に1回でいいと思います。
デフラグにかかる時間は、パソコンの環境によって異なるので一概に「何時間!!」とは言えませんが短かければ1時間以内に終わるけれども、長ければ数時間から半日以上かかる場合もありますので、なるべくパソコンを使わない時間を選んでやることをオススメします。
誰にでもできる「定期的にデフラグを実行する」ということ。バラバラになったファイルを整理整頓することで、「パソコンの動きを速くする事」と「ハードディスクの寿命も延ばします。」物理的イメージは、余計なハードディスクの動作を極力抑えて機器の消耗を延ばす・・・と言ったところでしょうか。
レジストリを整理する
ところで、レジストリって何?
普段は気にすることはないレジストリ。このレジストリを変更したりすると、最悪パソコンが動かなくなる可能性もあるので、気をつけなければなりませんがCCleanerを使えば簡単に安全にレジストリを整理できます。
まずは、レジストリ・・・とは?
- パソコンを動かすためにウィンドウズでは、必要な情報をレジストリというファイルに保存してある。
- 一種のデータベースでアプリケーションソフトや周辺機器など設定した情報をまとめたもの。
- ソフトや周辺機器などを追加したりすると、レジストリの情報は増えていく。
- レジストリは、ソフトや周辺機器の情報を削除しても(アンインストール)しても、完全にその情報は削除されないで一部の情報はそのまま残っている。
- パソコンを長年使っているとレジストリファイルに、この残った情報が溜まっているため、必要な情報をパソコンが探しだすのに時間がかかってウィンドウズの動きが遅くなる。
レジストリ情報を管理している「レジストリエディタ」
「CCleaner」を使って、レジストリを整理する
CCleanerの「レジストリ保守機能」を使えば、不要なレジストリファイルがあれば「問題点をスキャン」ボタンをクリックするだけで問題点を抽出してくれます。
更に「問題点を解決」ボタンで、レジストリバックアップをしてから安全に不要なレジストリファイルを削除してくれます。
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