Winny(ファイル共有ソフト)の怖さ
yahooニュースで、こんな記事が掲載されていました。
*画像は、yahooより引用
- 掲載元: ITmedia
書き出しはこうでした・・・
「ファイル交換ソフトウェアに関連した情報漏えい事件が今なお多く、公私での使用を禁止している企業が少なくありません。それでも、やむを得ず使ってしまうことが、どのような悲劇をもたらすのでしょうか。銀行員のN氏(仮名)を襲った事例を紹介しましょう。真面目さが過ぎる故に・・・」(本文から引用)
「N氏は、50代前半の銀行マンで、副支店長という肩書きを持った真面目で不器用な方でした。しかし、息子さんがN氏のパソコンでWinny(ウィニー)を使って、銀行の情報を流出してしまい、最後には家族がバラバラになり崩壊してしまった」という事例です。
これ笑えませんよね・・・
一言でいえば事故です。
N氏は、Winnyの存在すら知らず、事故発覚時は他人事だったのです。銀行業務であれ、他の業務であれ、夜遅くなってしまって、データを持ち帰ることって、実際あると思います。
N氏も息子には息子のPCがあるので「まさか自分のPCを息子が使うとは・・・」と思ったかもしれません。
- もし、データを家に持ち帰らなければ・・・
- もし、息子のPCが修理にでていなければ・・・
- もし、N氏のPCにパスワードなどのセキュリティをかけて、息子に使われないようにしておけば・・・
- もし・・・
- もし・・・
「たら」や「れば」というのは、事が起きてしまった後に気が付くので全く意味がないのですが、なんだか悔やまれますね。
なので、Winnyのようなソフトは絶対に使わないほうがいいです。
確かに便利なようです「Winny」は・・・
ちなみに僕は、Winnyは恐いので使ったことがありません。この息子さんもWinny中毒と書いてありましたが、気持ちはわかります。
僕(筆者)も「パソコン中毒」ですから・・・
でも、この息子さんの使っていたツール(Winny)が悪かった。ニュースを見ていると過去にも沢山の情報流出はありました。それこそ個人でも企業でも色々な情報流出です。でも、このケースはN氏が「Winny中毒」だったわけではないのです。
息子とはいえ、第三者が流出元なのです。
こんなことを言うと批判されそうですが、たかがパソコンごときに人生を狂わされたのです。インターネットに流出したデータを完全に消去するのは、まず不可能と思ったほうがいいです。
今回のケースは、Winnyでしたが物理的にUSBメモリーなどの媒体を紛失してしまい情報が流出するケースもあります。たしか台湾(だったかな?)の人気俳優は、パソコン本体(HDD)を修理屋に出したら「下半身事情の画像が流出して、責任を取って芸能界から引退した」という事がありました。
僕も毎日パソコンを使っているので「他人事ではない」と、このニュースを見て改めて気をつけようと思いました。あまり神経質になる必要はありませんが、自己防衛としてWinnyやShare(シェア)などのファイル共有ソフトは使わないほうが無難だと思います。
もし、家族にWinnyを使っている人がいたならば、Winnyの利用をやめてもらうか、流出してもいい情報しか入っていないパソコンで利用する(Winnyを使っているパソコンとネットワークに繋げないことは必須)などの対策をしたほうが懸命です。
インターネットは、とても便利ですが、同時に情報流出などのリスクもある事を我々は頭の片隅においておく必要がありますね。
更新日:2019年03月31日